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もうすぐクリスマス!

レヴィ・ストロースの「サンタクロースの秘密」を読んだ。中沢新一氏が訳し、最後に贈与の経済について書いてあった。

どうして、こどもたちにプレゼントしなければならないのか?
サンタクロースはどこからやってきたのか?

そもそも土着の神というのは、どこにもあって、それが象徴天皇のようにひとつのアーキタイプへと進化を遂げたということもいえる。

第二次世界大戦後、日本と同じように疲弊したヨーロッパはアメリカのマーシャルプランというギフトによって、コカコーラの赤に代表されるサンタクロースがフランスを闊歩していた。

これを思わしく思わなかったカトリック教会はサンタクロースを火あぶりの刑に処した。皮肉にもイエスのようにサンタクロースもまた多くの人々の救世主となったのである。

神々のいた古代より、土地を開発して紙の土地を人間のものにしようとすれば、ひとはその負い目や、神からの罰を恐れて、その土地のひと区画に神聖な土地として神に捧げた。川に橋を架ける際に人柱を行ったというのも、神の祟りを畏れての事だった。だからこそ、日本でも建築の世界がいかに合理的なものであっても直会(なおらい)とか神に捧げる儀式に事欠かない。

冬至のこの時期に神によって連れ去られてしまうというを人間の知恵で避けるためにいろいろな儀式をひとが考えて来たのだと思った次第。結婚式に新郎新婦が悪魔に連れ去られないようにベストマン、ブライダルメイドを置くのもそうした理由からだ。

自分たちの結婚式を行うにあたって、いろいろなことを学んだ。

by knazy | 2005-12-17 13:55  

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