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おんぶにだっこ

たしかにこの世の中おんぶにだっこという関係がまん延しているから、社会保険庁のような問題も起きたりするんだと思う。持ちつ持たれつと言う言葉もあるけど、持ちつ持たれあいになってるよね。それを支え合いでゆこうよっていうのが、そもそもの共生の森のはじめにあったことだった。





カウンセラーがこの共生と言う言葉が、自律を妨げると言う。たしかに心理学用語の共生とはおんぶにだっこでグレートマザーのカオス状態のままだから。あえて、そこを自覚しつつ、いろいろな活動をしてきた。そこを自覚しうる仕組みと言うものが、わたしの考えるシステムにある。

この日本には、「甘えの構造」だと日本人を評した土井さんの著書にあるように、依存関係で日本社会が成り立っているところが多い。わたしの生き方はそうしたところからは厳しいものかもしれない。どうも、それを分からなくて依存してくる人もいる。そう誤解させるわたしの行動にも問題はある。少なくとも、依存しなくても可能な方法があると、ボランティアをしているわけだけど、その自発性というものを自ら発光させる手伝いはしてゆきたいと思う。せいぜい、時分にできることはそんなところだけ。

だから、自律できないひとは自ずと依存したくなるので、こちらは避けてゆくことになる。商売をしようとするなら、依存させて隷属状態にしてしまうことぐらい簡単なことはないかもしれないけれど。心理学も通じている時分にはうまく距離を計りながらそれを観測することも可能だし、カウンセリングと言う修行もしてきた。今まで一対一の関係性においてはそれらが有効に働くことが分かってきた。しかし、3以上の関係性では通用しないこともあることが分かった次第。なかなか、人間と言うのは面白い。健全な関係性を構築する仕組みが必要だと思った。

by knazy | 2004-08-03 12:27 | ココロのカタチ  

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