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あし跡

きみの残したあし跡を訪ねて、旅に出た

夜会ではいつも逢うけど
話したことはなくて

昨夜の満月の晩はいない

だから朝になってからきみを探している

いつもはご飯食べたら寝てるのに

きょうはこっそりと家をでた

ぼくにとってははじめての旅

ばらのしげみをくぐり、朝露のシャワーを浴びた

きみはどこにいるの?

ほうぼうを探して 塀を越えて 路地を抜けて

いのちがけで大通りをかけた
すごい冒険

ここはドラゴンの道
なかまがたくさん戻らなかった

彼女がこんなところ通るなんて信じられないけど
ことりがいうにはこの大きな山の上に住んでいるって

この山の家にはたくさんの
ひもにつながれてばかみたいに吠えるやつがいるんだ

だけどぼくは恐くない
きみに会えるならどんな危険にもたちむかう

山の上の家並み 公園で仲間に会った 互いに警戒する 昼間は精神がイカレている

すぐに怒るやつが多くて困る こいつはいいやつみたいだ いっしょに探してくれるという

♯いかん、壮大なおはなしになっちゃう!



ちょっとした詩のつもりで描いていたのだけど。
どういうわけか、ものがたりの様相を帯びて。

いっしょに探してくれる友人ができてしまったのが、原因だな。
しかし、深い話だな。って、ぼくの頭の中だけの世界だけど。

宮沢賢治の心象スケッチのように描き溜めておけばそのうちに
きちんと完成するかも知れない。

主人公は猫だってすぐにわかるよね?

猫の話で好きなのはやっぱり「さすらいのジェニー」だな。
ポール・ギャリコはすごいと思う。他にも良い作品がある。
「7つの人形の恋物語」とか。

秋の夜長の読書をもう一度はじめよう。

by knazy | 2004-09-22 01:09 | あるアイのウタ  

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