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最初が肝心

何事も最初が肝心だと、中古マンションの売買で改めて思った。物件に出会ったのは9月からりんごがネットで不動産を検索しては二人であーでもないこーでもないと話しのネタにしていた程度の話しだ。

ぼくはそれより前に見つけた外国人が住んでいた逗子の物件が流れて以来、その建物の間取り以外に住む家を買うつもりはなかった。それだけお気に入りの物件だった。他人の手に渡った後も様子を見に行ったほどだ。

それ以来のことだから、りんごの見つけた物件は冷やかし程度。ところが、そうこうしているうちにりんごが働き出すという。ひとつは定年退職した母親がバス旅行で見聞し、その影響もある。今のまま、ダラダラと引きこもり主婦の状態への危機感もあるだろう。

とにかく、僕らは土地を探してネットをさ迷い歩いていた。たまたま、実家に帰る道すがらの印旛沼に印旛日本医大駅があり、りんごが働く環境としては申し分なかったこと。それに松虫姫伝説に牛むぐり池のこと。とにかく牛好きの縁は深い。

マンション買うなんて、ありえないのに、印旛の物語性に惹かれいろいろと調べ始めた。すると、逗子からよりも、印旛日本医大から都心に通うのが、ずっと便利なことに気付いた。

つづく

by knazy | 2007-10-26 20:22  

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